ダシが決め手！濃厚な香りの宗田鰹節ラーメン！

皆さんも大好きであろうラーメンは、昔よりもバリエーションがとても豊かになりました。
福島鰹で扱っている『節』や『煮干し』や『昆布』には非常にたくさんの種類ありますが、どれもそれぞれ特徴があって味わいや風味が違います。
『こんな味のラーメンを作りたいな』と味やレシピを考える時に実は何の出汁を使うのかというのがとても重要になるので、タレなどの調味料だけではなくて出汁にも是非こだわってみてください。
使う素材の種類、製法、削りなどの加工方法、生産地…何か一つが変わるだけで味が劇的に変わるんです！
出汁にもこだわりを持つ事で他にはない美味しいラーメンを作ることができるので、奥深〜いダシをどんどん活用してもらいたいと思っています！

宗田鰹節を使ったラーメンはどんなもの？

宗田鰹節を使ったラーメンは、宗田鰹の濃厚な味わいを存分に楽しむことのできるラーメンです。
かつお節とはまた違った味わいを出すことができるのが宗田鰹なので、ラーメンを開発する時には比べてみるのもオススメですよ。

宗田鰹節とは？

宗田節の味の特徴は、鰹節と比べてさらに香りが強く少しコクと渋みがあるということ。
『節』にはたいていどれも「荒節」と「本枯れ節」の2種類の製法がありますが、宗田節も荒節と本枯れ節の2つがあります。
その荒節と本枯れ節を比べると荒節の方が元素材の香りや旨味を感じやすく、本枯れ節の方が旨味が詰まってまろやかな味わいになるのが特徴です。
なので宗田鰹のうま味を強く出したい時には荒節がよく使われていて、より香りがたつスープを作りたい場合は本枯れ節が好まれています。
宗田鰹はカツオよりも血合いの部分が多いので味も香りも色も濃厚なダシがとれ、 一般的には麺類、煮物、みそ汁、おでんなどの比較的濃い味を求める料理に向いています。

宗田鰹節を使ったラーメン

宗田鰹を使ったラーメンは見た目で言うとスープは濃いめの色合いになると思います。
煮干しラーメンはすっかり一般的になって人気店も数多くありますが、宗田鰹のだしを使ったスープも色味が煮干しラーメンに似ている場合も多いです。
煮干しとは全く違った味わいになりますが、鰹よりも血合いが多く濃厚な味のスープになるので風味の強いラーメンを出したい場合には宗田鰹はオススメです。

宗田鰹のラーメン＜高知県：ひなたや食堂＞
高知県にある【ひなたや食堂】で食べられる宗田鰹を使ったラーメンは、地元名産の天日塩と土佐清水市の宗田節をふんだんに使っています。
宗田節の風味と塩の旨みが楽しめるのはもちろん、ラーメンらしくニンニクやネギの風味でパンチ力もある一杯です。
力強い節の味わいがあるので、ニンニクやネギを合わせても美味しいんですね。

宗田鰹節で美味しいラーメンを作るには？

宗田鰹は他の節類や煮干しと合わせて使うことが多いです。
多くのラーメン屋さんでは複数の魚や昆布などの出汁を合わせてスープを作っていますが、その割合いによって全く違う味わいになります。
さらに荒節か本枯れ節か・厚削りか薄削りかなどによっても味や風味の違いが生まれるので、理想のスープを作るために様々な工夫ができるのも出汁の奥深いところ！
麺やトッピングも幅広い食材と相性が良いので、使いやすい出汁だと思います！

宗田鰹節は鰹節より濃厚！合わせ出汁がオススメ

宗田鰹節、特に荒節の方はかつお節よりも旨味が強く出るので、しっかりとした風味を出したい時にオススメです。
ラーメンでは他の出汁と合わせて使うことが多いので、色々な組み合わせや割合を試してみるといいと思います。
出汁についてよくわからない…割合や削りの決め方に迷う…という時は、ぜひ出汁のプロに相談してみてくださいね。
組み合わせは無限大なので、その中からベストなものをご提案させていただきます！